
”HoneyTone”はDanelectro社製のギター用ミニアンプで、マトリョミン用のアンプとしての使用を弊社では推奨しています。低音域の暴れによる量感と中域で急峻に減衰する周波数特性が、マトリョミンの音をそれらしく拡声するのに適しているからです。実際に試していただければ分かりますが、”高音質”と云われるキーボードアンプやパワードモニターでマトリョミンを発音させると、なんとも”しょぼい”音になってしまうのは不思議です。CDを美しく発音させられる高音質が、必ずしも楽器用アンプとして適しているとは限らないようですね。
HoneyToneアンプはギターのような減衰する音を入力することを前提に設計されていますので、持続系の音で、かつマトリョミンのような低次の倍音の大きさのある柔らかい音色を発音させると、耳障りな共振音が発生します。接続するマトリョミンの音色や音量設定にもよりますが、ある程度の音量で発音させた場合、まず間違いなく数カ所で共振音が現れ、使用時間が長いほどネジの弛みなどを原因として、共振音はひどくなります。
ここでは共振音を抑えるための具体的な対策について紹介しています。分解作業を伴いますので、自己責任において行ってください。また、この方法により完全に共振音を制することを保証するものでなく、音量を増すほど共振音が発生する可能性は高まることをどうかご理解ください。
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背面の金属製ベルトパックを取り外します。タップネジ(木ネジ)二つで取り付けられています。 |
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背面パネルを取り外します。四隅にある穴の底にタップネジで固定されています。 |
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スピーカー本体を固定している樹脂製のステーを取り付けているネジがゆるまないよう、”ネジ止め剤”を塗布します。 ※新品を購入された場合ネジはまずゆるんでいませんが、すでに使われている場合、ネジがゆるんでいる可能性大です。その場合、増し締めをしてからネジ止め剤を塗布してください。上部のネジは基板回路を取り外さなければドライバーでネジにあたることができません。基板回路取り外しには本体上部のつまみ、ナット類をすべて取り外す必要があります。 |
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もっとも共振が起こり易いのは、背面パネルの内側に飛び出た部分とスピーカーマグネット部分の間です。共振を制するには完全に離してしまうか、密着させるしかありませんが、ここではゴム脚をスピーカー側に貼り付けることで、”点”で密着させようとしています。 ※ここで用いているゴム脚は3M社製”バンポン”です。類似品はホームセンター等で入手できます(直径8mm、高さ3mm程度で柔らかいもの)。 |
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大理石や固い木の床にHoneyToneを直接置いた場合、底部と床との間で共振音が立つ可能性があります。ゴム脚を4カ所に貼り付けます。 |
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外付け電池ボックスなどを用いる場合、電池スナップの電極がケースに直接当たらないよう、ビニールテープ等で固定します。 |
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共振音が発生している状態でHoneyToneアンプを触ってみてください。くすぐったさを感じるほど激しく振動しています。主たる共振音発生源は以上のとおりですが、左の写真が示す部分も共振音を生み出す場合があります。 A:キャリングバンドを固定する樹脂製の押さえ具 →ホットボンドなどを塗布します。 B:全面エンブレム部分のわずかな隙間 →使わなくなったクリアフォルダーの断片2枚程度を挟み込み溝を埋めます。 |

”HoneyTone”は直流9Vで動きます。新品で購入されると"006p型"マンガン電池が付属しています。アンプは電気を”大食い”しますので、付属のマンガン電池ではすぐに電池切れの状態になってしまいます。
ここでご紹介するスイッチ付き電池ボックスはアルカリ単三電池6本を用いますので、"006p型"電池に比べはるかに長寿命です。またアルカリの"006p型"乾電池は高価ですから、アルカリ単三電池6本を用いたほうがランニングコストにおいてもはるかに有利です。
また、HoneyToneアンプの電源/音量はマトリョミン同様兼用となっていますが、たとえばコンサートにおいてサウンドチェック、リハーサルで確認した音量設定を電源を切ってしまうと残しておけません。このスイッチ付き外付け電池ボックスを使えば外部で電源を切れますので、HoneyToneアンプ本体の音量設定はそのままの状態を保つことができるのです。
ここで紹介するスイッチ付き電池ボックスは製品として取り扱っておりませんが、弊社主催の教室などにおいて希望者に販売しております。
注:そもそも電力を大食いするアンプですが、低音域でさらに消費します。ゼロポイントからゆっくりグリッサンドアップした際、音の鳴り始め(極低音で)HoneyToneアンプの赤色インジケーターが一瞬暗くなるようでしたら電池切れのサインです。速やかに電池交換してください。